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『 「1月度web拍手お礼Text」の続き 』≪≪    ≫≫『 クリスマス 01 』   
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「今夜くらいはあなたを予約してもいいでしょう?」
 アジトの廊下で高耶を呼び止めた直江は、肩に触れながら言った。
「………人が来る」
 でも高耶は置かれた手を振り払わない。
 調子に乗った直江は高耶の耳元で言う。
「今夜は余裕のないあなたを見てみたい」
「……それはいつもだろ」
 高耶は俯いたまま小さく笑っている。
「じゃあ今日はクリスマスバージョンで」
「赤い服着て白いひげでもつけろって?」
「服は余計ですよ。脱がないと」
「ハダカのサンタかよ。ぞっとしねえな」
「……あなたの名前を書いた紙を、吊るした靴下の中に入れておいたら、あなたを貰えるんですかね」
 それ聞いて、高耶は顔を上げた。
 まるで挑発するような目つきで直江の胸元を掴んで引き寄せると、
「いい子にしてたらな」
と囁く。思わず目を瞠った直江をぐいと突き放すと、再び歩き出した。
───私ほどのいい子はいないでしょう?」
 遠ざかる背中にそう投げかけると、高耶は立ち止まってちょっと考えてから、
「宇宙史上、最悪の男だろ」
と言って振り返りもせずに去っていった。
 "宇宙史上"ときたかと、直江も苦笑いで踵を返した。
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