「あ」
これからってところで直江のケイタイが鳴り、無視しようとする直江を叱って電話を取らせた。
直江は今、ベッドに腰掛けながら小源太らしき相手と口論中だ。
その直江の脇腹あたりに、ほくろを見つけたから、思わず声を出してしまった。
直江の、そのモノのカタチやら何やらは網膜に焼きついているが、それ以外の場所となると案外知らないことも多かったりする。
高耶はいたずら心が抑えきれず、そのほくろにかぷりと噛み付いた。
「───!」
『何じゃ、どうした?』
「……なんでもない。もう切る」
『へ?あ、おい!ちょっと、たちば』
ケイタイを電源ごと落とした直江が、高耶に覆い被さってくる。
「待ちきれなくなったんですか」
「……知らないほくろがあったんだ」
「ほくろ?」
「そう」
直江の左手が内腿に進入してきた。
「あなたの身体には私の知らないほくろなんてありませんよ」
「ほんとかよ」
「ええ」
直江が笑みを浮かべる。
「じゃあ今夜は、あなたのほくろの場所をぜんぶ教えてあげる」
まずはココ、と直江は高耶の首筋に噛み付いた。
これからってところで直江のケイタイが鳴り、無視しようとする直江を叱って電話を取らせた。
直江は今、ベッドに腰掛けながら小源太らしき相手と口論中だ。
その直江の脇腹あたりに、ほくろを見つけたから、思わず声を出してしまった。
直江の、そのモノのカタチやら何やらは網膜に焼きついているが、それ以外の場所となると案外知らないことも多かったりする。
高耶はいたずら心が抑えきれず、そのほくろにかぷりと噛み付いた。
「───!」
『何じゃ、どうした?』
「……なんでもない。もう切る」
『へ?あ、おい!ちょっと、たちば』
ケイタイを電源ごと落とした直江が、高耶に覆い被さってくる。
「待ちきれなくなったんですか」
「……知らないほくろがあったんだ」
「ほくろ?」
「そう」
直江の左手が内腿に進入してきた。
「あなたの身体には私の知らないほくろなんてありませんよ」
「ほんとかよ」
「ええ」
直江が笑みを浮かべる。
「じゃあ今夜は、あなたのほくろの場所をぜんぶ教えてあげる」
まずはココ、と直江は高耶の首筋に噛み付いた。
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