「おうぎぃ、入るぜぃ」
淹れたてのコーヒーを手に高耶のテントへとやってきた潮は、返事が無いのをいいことに、勝手に中へと入っていった。
高耶は、こちらに背を向けて寝袋にくるまっている。
まだ眠っているようだ。
コーヒーを机の上に置くと、その音に高耶の身体が少しだけ反応した。
そろそろ起きるのかなあと思って顔を覗き込むと、
「うわぁっ」
ぐいっと腕を引っ張られた。
まだ寝ていると思った高耶の顔が間近にある。
何故か、驚いている顔だ。
「───ああ、悪い。人違いだ」
「へ?誰とだよ」
「いや……寝ぼけてた」
「ふうん?」
潮が首を傾げていると、それ以上は聞かれたくないとばかりに、高耶は立ち上がって顔を洗いにいってしまった。
淹れたてのコーヒーを手に高耶のテントへとやってきた潮は、返事が無いのをいいことに、勝手に中へと入っていった。
高耶は、こちらに背を向けて寝袋にくるまっている。
まだ眠っているようだ。
コーヒーを机の上に置くと、その音に高耶の身体が少しだけ反応した。
そろそろ起きるのかなあと思って顔を覗き込むと、
「うわぁっ」
ぐいっと腕を引っ張られた。
まだ寝ていると思った高耶の顔が間近にある。
何故か、驚いている顔だ。
「───ああ、悪い。人違いだ」
「へ?誰とだよ」
「いや……寝ぼけてた」
「ふうん?」
潮が首を傾げていると、それ以上は聞かれたくないとばかりに、高耶は立ち上がって顔を洗いにいってしまった。
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