「たっ、高耶さん!」
「ああ、わりぃ、風呂入ってた。今、美弥いねーんだわ。ちょっとあがってて」
高耶の家まで迎えにやってきた直江を出迎えたのは、髪から水を滴らせ、タオル一枚を腰に巻いただけの高耶だった。
「いえ、外で………」
待っている、と言おうとしたのに、高耶はうろたえる直江には構わず、さっさと家の中へ入っていく。
仕方なく後についてお邪魔した。
すると。
「風呂場にいて呼び鈴なるとドキっとしねえ?宅配便とかだったら出れねーよな。お前でよかったよ」
高耶はしゃべりながらタオルを取り去り、直江の目の前で下着を履き出した。
「!!!」
一応直江に背を向けてはいるものの、滑らかに引き締まった双丘が視界に入って、直江は慌てて視線を逸らす。
本当は凝視したいところだが、してしまったら自分で自分がどうなってしまうかがわからないからやめておく。
「ひとり暮らししてるやつとかって、どーしてんのかね。……直江?」
「は、はい?さあ、どうしてるんでしょう?」
「そっか、お前も実家だもんな」
何とか高耶の下半身から目を逸らす。
いや、上半身も出来れば見ないほうがいい。
けど、首筋に比べて胸やお腹のあたりは若干色が白いんだな、などと考えてしまう。
イヤな汗が全身から吹き出してきた。
「あれ、何か顔色おかしくねえ?熱でもあんじゃねーの」
わざとじゃないかと思うくらいに身体を近づけてくる高耶からシャンプーらしき香りが漂ってきて、必死で後退りする。
「だ、大丈夫ですよ。全くなんともありません。ほら、早く服を着てください。風邪引きますよ」
そうか?と高耶は首を傾げてから干してある洗濯物を漁り始めた。
「もうすぐ夏だぜ?さすがに風邪はひかねーだろ」
高耶は笑いながらTシャツに袖を通している。
普段なら天使のものに見えるその笑顔が、今日は悪魔のものにみえた。
「ああ、わりぃ、風呂入ってた。今、美弥いねーんだわ。ちょっとあがってて」
高耶の家まで迎えにやってきた直江を出迎えたのは、髪から水を滴らせ、タオル一枚を腰に巻いただけの高耶だった。
「いえ、外で………」
待っている、と言おうとしたのに、高耶はうろたえる直江には構わず、さっさと家の中へ入っていく。
仕方なく後についてお邪魔した。
すると。
「風呂場にいて呼び鈴なるとドキっとしねえ?宅配便とかだったら出れねーよな。お前でよかったよ」
高耶はしゃべりながらタオルを取り去り、直江の目の前で下着を履き出した。
「!!!」
一応直江に背を向けてはいるものの、滑らかに引き締まった双丘が視界に入って、直江は慌てて視線を逸らす。
本当は凝視したいところだが、してしまったら自分で自分がどうなってしまうかがわからないからやめておく。
「ひとり暮らししてるやつとかって、どーしてんのかね。……直江?」
「は、はい?さあ、どうしてるんでしょう?」
「そっか、お前も実家だもんな」
何とか高耶の下半身から目を逸らす。
いや、上半身も出来れば見ないほうがいい。
けど、首筋に比べて胸やお腹のあたりは若干色が白いんだな、などと考えてしまう。
イヤな汗が全身から吹き出してきた。
「あれ、何か顔色おかしくねえ?熱でもあんじゃねーの」
わざとじゃないかと思うくらいに身体を近づけてくる高耶からシャンプーらしき香りが漂ってきて、必死で後退りする。
「だ、大丈夫ですよ。全くなんともありません。ほら、早く服を着てください。風邪引きますよ」
そうか?と高耶は首を傾げてから干してある洗濯物を漁り始めた。
「もうすぐ夏だぜ?さすがに風邪はひかねーだろ」
高耶は笑いながらTシャツに袖を通している。
普段なら天使のものに見えるその笑顔が、今日は悪魔のものにみえた。
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