「私が全てを晒し出せる相手は、世界にたったひとりだけですから」
それを聞いた高耶は、ゆっくりと顔をあげた。
そして、少し考え込んだ後で、
「そんなこと言って、一生風呂に入らないつもりか?」
と言った。
さすがに、不潔だとまでは言わないけれど、
「衛生上、よくないな」
それを聞いた直江は、小さく笑った。
「では、あなたはどうするつもりだったんですか」
「…… キャンプ場の裏に湧水が出てる」
高耶はあくまでも真面目な顔で、そう言った。
「そこで水でも浴びるつもりだった」
この季節に、本気で水浴びをするつもりだったようだ。
風邪をひきに行くようなものだろう。
ところが、直江の興味はそんなところにはないらしい。
「そうですか」
高耶の発言をさらっと受け入れると、
「背中でも、流しましょうか」
と、真顔で言う。
「…… 背中だけじゃ終わらなくなるだろう」
既に左手が腰にまわされて、妖しく動き出している。
「どこを流されたいの?」
「………バカ」
寄せられた唇に嫌がるそぶりをしつつ、結局は高耶も、受け入れてしまった。
それを聞いた高耶は、ゆっくりと顔をあげた。
そして、少し考え込んだ後で、
「そんなこと言って、一生風呂に入らないつもりか?」
と言った。
さすがに、不潔だとまでは言わないけれど、
「衛生上、よくないな」
それを聞いた直江は、小さく笑った。
「では、あなたはどうするつもりだったんですか」
「…… キャンプ場の裏に湧水が出てる」
高耶はあくまでも真面目な顔で、そう言った。
「そこで水でも浴びるつもりだった」
この季節に、本気で水浴びをするつもりだったようだ。
風邪をひきに行くようなものだろう。
ところが、直江の興味はそんなところにはないらしい。
「そうですか」
高耶の発言をさらっと受け入れると、
「背中でも、流しましょうか」
と、真顔で言う。
「…… 背中だけじゃ終わらなくなるだろう」
既に左手が腰にまわされて、妖しく動き出している。
「どこを流されたいの?」
「………バカ」
寄せられた唇に嫌がるそぶりをしつつ、結局は高耶も、受け入れてしまった。
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『 酒宴 』≪≪ ≫≫『 b.オレも全てを晒し出せるのはお前だけだ 』
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