料理の最中、高耶は邪魔されたくないようなので、直江は大抵仕事を片付けている。
今日もそうしていたら、高耶がキッチンからやってきた。
「出来ました?」
「いや、まだ。いま煮込んでるとこ」
そういって、ソファに座っていた直江の隣に腰掛けた。
「テレビでもつけますか」
「いや、いい……」
手持ち無沙汰に見えたから気を遣って声をかけたのだが、それを断った高耶は心なしか身体を寄せてくる。
直江も自然と抱き寄せて、なんとなく流れで口付けた。
「ん…………」
なんとなく、口付けは深くなっていき、なんとなく、ふたりしてソファに横になる。
「………何か煮込んでるんじゃなかったでしたっけ?」
「じっくり煮込んだほうが、うまくなる」
「……なら、"じっくり"いきましょう」
直江がそういうと、高耶は小さく笑った。
今日もそうしていたら、高耶がキッチンからやってきた。
「出来ました?」
「いや、まだ。いま煮込んでるとこ」
そういって、ソファに座っていた直江の隣に腰掛けた。
「テレビでもつけますか」
「いや、いい……」
手持ち無沙汰に見えたから気を遣って声をかけたのだが、それを断った高耶は心なしか身体を寄せてくる。
直江も自然と抱き寄せて、なんとなく流れで口付けた。
「ん…………」
なんとなく、口付けは深くなっていき、なんとなく、ふたりしてソファに横になる。
「………何か煮込んでるんじゃなかったでしたっけ?」
「じっくり煮込んだほうが、うまくなる」
「……なら、"じっくり"いきましょう」
直江がそういうと、高耶は小さく笑った。
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