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『 仮眠室 』≪≪    ≫≫『 千秋の受難 05 』   
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※「uncommon life」13の合間

 チョコレートごと食べてしまうような勢いで、高耶は舌を貪った。
 直江のほうも、引き寄せた腰ごと持ち上げて強引に壁際へ押しやると、力の手加減なしで身体を押さえつける。
 せっかくの高級菓子が箱ごと地面に落ちても、ふたりとも見向きもしなかった。
「白状したらどうです」
 高耶の顎を掴んだ直江は、返事を待たずに唇を寄せて口内を舌でかきまわす。
「ンンッ────ッ……!」
────わざとでしょう?」
「……何の話だ」
 田所が見ているとわかっていてこんなことをしたのだろうと、直江は言った。
「他人と親しくされるのが嫌?」
 着衣を捲りあげて高耶の上半身を露にすると、そこにある突起を舌で弄る。
「ッ────くッ……!」
「会うたびに睨み付けたりして。怖がっていましたよ」
「………そんなこと、するわけない……っ」
 熱い息を吐き出しながら直江の髪を掴んだ高耶は、そのまま頭を引っぱり上げると、瞳も閉じずに噛み付いた。
「んッ……んッ……ンンッ────ッはァ……っ」
「うそつき」
 当たり前のように下半身に触れてくる直江の手に、高耶の身体は上気してしなる。
「アア……ッ!うぬぼれるのも……大概にしろ……ッ」
 そう言いながら、直江のベルトをもどかしそうに引っ張った。
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