昔は洗剤なんてなかったし、着物を毎日洗うなんて習慣も無かった。
だから隊士の中には、戦闘や演習で汗をかかない限りは着替えなかったり、1週間同じ服でも平気でいられたりする者もいる。
けれど仰木隊長は毎日風呂に入り、毎日着替えもする。
さすがにそこは、現代人だ。
そしてもうひとり。
赤鯨衆には洗濯にうるさい現代出身の人間がいた。
「おいっ!!俺のは○ウニー使えって言ってんだろ!!」
入るなり大声で怒り始めたのは現代霊である楢崎毅だ。
「うるさいのう。そがいな面倒臭いことは自分でせい」
「自分でするって言ったら、自分たちを信用出来ないのかって怒ってたじゃねーか!だから任せてやったってのに………!」
あーうるさい、うるさい、と無下に扱われながら、うなだれた楢崎はぶつぶつと文句を言っている。
「駄目なんだよ、俺。服が臭いとさあ。気分悪くて………。───あ、そういえば」
何かを思い出したらしく、顔をあげた。
「知ってる?新入りの橘ってやつの話」
「なんじゃ」
「あいつ、服は使い捨てらしいぜ」
「……なぁにぃ?」
「きっとお前らが信用できないんだろうなあ~……」
意地悪く言う楢崎の横で、洗濯班の面々の眉はみるみるうちに吊り上った。
だから隊士の中には、戦闘や演習で汗をかかない限りは着替えなかったり、1週間同じ服でも平気でいられたりする者もいる。
けれど仰木隊長は毎日風呂に入り、毎日着替えもする。
さすがにそこは、現代人だ。
そしてもうひとり。
赤鯨衆には洗濯にうるさい現代出身の人間がいた。
「おいっ!!俺のは○ウニー使えって言ってんだろ!!」
入るなり大声で怒り始めたのは現代霊である楢崎毅だ。
「うるさいのう。そがいな面倒臭いことは自分でせい」
「自分でするって言ったら、自分たちを信用出来ないのかって怒ってたじゃねーか!だから任せてやったってのに………!」
あーうるさい、うるさい、と無下に扱われながら、うなだれた楢崎はぶつぶつと文句を言っている。
「駄目なんだよ、俺。服が臭いとさあ。気分悪くて………。───あ、そういえば」
何かを思い出したらしく、顔をあげた。
「知ってる?新入りの橘ってやつの話」
「なんじゃ」
「あいつ、服は使い捨てらしいぜ」
「……なぁにぃ?」
「きっとお前らが信用できないんだろうなあ~……」
意地悪く言う楢崎の横で、洗濯班の面々の眉はみるみるうちに吊り上った。
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