幹線道路が混んでいたため、細い裏道を行くことにした千秋は、小さな十字路で一時停止をした。すると。
ドカッッ
鈍い音ともに、恋人(レパード)の後ろへ自転車が突っ込んできた。
自転車はぶつかった拍子にこけたらしい。
「いったたたたた」
年配の男性の声が聞こえてくる。
自分に非はまったくないと思うのだが、もちろんそのまま放って置けるわけもなく、車を降りて声をかけた。
「大丈夫っスか」
「ああ、大丈夫、大丈夫。心配ないから」
初老の男性はずいぶん急いでいるらしく、自転車を起こすと挨拶もそこそこに行ってしまった。
もし警察沙汰にでもなれば、対人事故扱いで面倒くさいことになっていただろう。
そういった事態にならずにすんでよかったと、何気なく恋人に眼をやって、ぎょっとなった。
かわいいお尻に、大きな傷跡がついている。
千秋は思わず放心した。
「………うそだろ」
ドカッッ
鈍い音ともに、恋人(レパード)の後ろへ自転車が突っ込んできた。
自転車はぶつかった拍子にこけたらしい。
「いったたたたた」
年配の男性の声が聞こえてくる。
自分に非はまったくないと思うのだが、もちろんそのまま放って置けるわけもなく、車を降りて声をかけた。
「大丈夫っスか」
「ああ、大丈夫、大丈夫。心配ないから」
初老の男性はずいぶん急いでいるらしく、自転車を起こすと挨拶もそこそこに行ってしまった。
もし警察沙汰にでもなれば、対人事故扱いで面倒くさいことになっていただろう。
そういった事態にならずにすんでよかったと、何気なく恋人に眼をやって、ぎょっとなった。
かわいいお尻に、大きな傷跡がついている。
千秋は思わず放心した。
「………うそだろ」
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