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『 クリスマス 01 』≪≪ ≫≫『 「endless richness」クリスマス01と02の間 01 』
車に乗り込んで、まずはじめにすることは決まっている。
「夕飯はどうします?」
高耶の腹具合の確認だ。
「ああ、休憩中に弁当食った」
「クリスマス・イヴに?弁当ですか」
「美弥特製のだぜ?ちゃんとチキンが入ったやつ」
「そうですか。それはよかったですね」
「おまえの場合、オレに飯食わせる手間が省けてよかった、だろ?」
図星だろ、とばかりに高耶が見上げてくる。
「手間だなんて思ってませんよ。ただあなたは、空腹だとSEXどころじゃなくなるのは事実でしょう?」
「せっっ!?──……くすとか言うなよ……恥ずかしいヤツ」
今日は自分から誘ったくせに、まるで思春期の男子のような反応を高耶はしてみせた。
まあ実際、思春期の男子ではあるのだが。
「どこまで人を虜にする気ですか………」
さっきまで甘える気分だった直江だったが、今度は顔を赤くしてふてくされる高耶を更に苛めたい衝動に駆られて、小さく呟いた。
「夕飯はどうします?」
高耶の腹具合の確認だ。
「ああ、休憩中に弁当食った」
「クリスマス・イヴに?弁当ですか」
「美弥特製のだぜ?ちゃんとチキンが入ったやつ」
「そうですか。それはよかったですね」
「おまえの場合、オレに飯食わせる手間が省けてよかった、だろ?」
図星だろ、とばかりに高耶が見上げてくる。
「手間だなんて思ってませんよ。ただあなたは、空腹だとSEXどころじゃなくなるのは事実でしょう?」
「せっっ!?──……くすとか言うなよ……恥ずかしいヤツ」
今日は自分から誘ったくせに、まるで思春期の男子のような反応を高耶はしてみせた。
まあ実際、思春期の男子ではあるのだが。
「どこまで人を虜にする気ですか………」
さっきまで甘える気分だった直江だったが、今度は顔を赤くしてふてくされる高耶を更に苛めたい衝動に駆られて、小さく呟いた。
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