「私が全てを晒し出せる相手は、世界にたったひとりだけですから」
それを聞いた高耶は、ゆっくりと顔をあげた。
そして、少し考え込んだ後で、
「なら、行かなくていい」
と言った。
「オレのものを勝手にみせて欲しくないからな」
「オレのもの?」
「そう」
不敵な笑みを浮かべて、高耶は言う。
「おまえの身体は、オレのものだから。他人に見せるかどうかはオレが決める」
あまりの唐突な支配宣告に、直江はあきれ声を出した。
「あなたは家臣の身体まで所有するつもりですか」
「身体だけじゃない」
発せられる言葉も、放たれる視線も、漏れる吐息も全部。
「オレのものだ」
伸ばされた腕に抱かれながら、高耶は再び、そう宣言をした。
それを聞いた直江は、まるで自分みたいな事を言う、と笑って、唇を重ねた。
それを聞いた高耶は、ゆっくりと顔をあげた。
そして、少し考え込んだ後で、
「なら、行かなくていい」
と言った。
「オレのものを勝手にみせて欲しくないからな」
「オレのもの?」
「そう」
不敵な笑みを浮かべて、高耶は言う。
「おまえの身体は、オレのものだから。他人に見せるかどうかはオレが決める」
あまりの唐突な支配宣告に、直江はあきれ声を出した。
「あなたは家臣の身体まで所有するつもりですか」
「身体だけじゃない」
発せられる言葉も、放たれる視線も、漏れる吐息も全部。
「オレのものだ」
伸ばされた腕に抱かれながら、高耶は再び、そう宣言をした。
それを聞いた直江は、まるで自分みたいな事を言う、と笑って、唇を重ねた。
PR
『 b.オレも全てを晒し出せるのはお前だけだ 』≪≪ ≫≫『 温泉 』
月別 一覧